短篇集

夢って本来そーゆーもんらすぃね、短編の夢をすっごくたくさん視るんだって。いつも書いてるよーな訳の分からない長編ストーリー仕立ての夢も、ほんとはその中の1つに過ぎないらすぃ。
今回はそんな、昨夜すっごくたくさん視た短編の夢の中で覚えてたものを。

その1:
新しく、すごく良く吸う掃除機を買った。本当によく吸う。掃除するのが楽しい。
色んなものを吸って吸って吸い込みまくっていたら、掃除機のゴミタンクがいっぱいになったようで、突然何も吸わなくなった。開けてみると果たして、ゴミで満タンになっている。
さてこのゴミをどうしよう、この家にはゴミ箱がないのに。

その2:
木造校舎の2階に居る。もう夕方で、おうちへ帰らなくちゃならない。
ここは2階だから階段を降りて昇降口へ行こうと思ったが、階段には日本古来の妖怪が集会を開いていて(その様相はまさに実写版ゲゲゲの鬼太郎であった…)一つ目小僧やらからかさオバケやら濡れ女やら名前も知らないような岩の塊みたいなんやら、とにかく様々な妖怪がびっちりと詰まっていて、ここを降りていけば間違いなく無事ではいられまい。
そこで天井近くをそーっと飛んで昇降口まで降りることにした。空を飛ぶのはあまり得意ではないので集中していないと落ちてしまうが、ろくろっ首が居るのを見つけ『あいつに見つかったら、その長い首を巻きつけられて捕まってしまう。どうしよう』と気が気でなくなり、ますます上手く飛べない。ああ本当にどうしよう。

その3:
よく晴れたある日の午後、道の向こうに花畑を見つけ、そこまで歩いて行った。
そこは花畑ではなかった。来た道の途中に花畑があった。(あれ、いつの間にか通り過ぎてしまったのかしら)と、花畑を目指して引き返す。
そこは花畑ではなかった。今往復した道と見当違いの方向に、花畑が広がっていた。(何を勘違いしてたんだろう、花畑はあっちじゃないか)と、そこを目指して歩き出す。
そこは花畑ではなかった。最初に花畑を見つけた地点あたりに花畑があった。(なんだ、自分は花畑の中に居たんじゃないか)と、元いた場所へ戻ろうとする。
戻れない。どこにも元いた場所へ繋がってる道が見つからない。あそこから、どうやって来たんだったっけ?花畑が広がっている。

その4:
窓際で、煙草を吸いながらぼんやり空を見ていた。雲が龍のように長く延びたかと思ったら、こちらへ向かってきた。
と思ったとたんに私は龍の背に乗っていて、高い高い空の上から町並みを見下ろしていた。
火の点いた煙草を持ったままだったことに気付いて慌てる。この龍は熱いものに触れるとまたたく間に消滅してしまう。龍が消滅したら私は…