飴とリビドー
(タイトルと本文に関係はありません)
職場のA君(♂)、S君(♂)と上司Oさん(♂)とで呑み、夜深い時間、または白み始めた頃合いにA君宅へ。夢の中のA君宅は、小ぢんまりした分譲マンションで、A君曰く「今日は鬼嫁が旅行へ出かけているので」酔っ払い集団を招いてくれた。
皆で一室でざこ寝。この時点では確かにS君は居たのだが、翌朝目が覚めると彼の存在はこの空間から消えていたのです。
Oさんはいそいそとトレーニングウェアに着替え(どこに持ってたんだろう?呑んでる間からここへ着くまでは手ぶらだったのに。それにしてもこの人こーゆー服装似合わないな…)朝のジョギングへ出かけるという。私とA君は部屋に残ってうつらうつら。
まどろんでいると、部屋続きの浴室からよそ行きの服装のA君の嫁が入って来た。A君は慌てているけど、私は寝ぼけながらも『お邪魔してるんだし、職場ではお世話になってる方の奥様だからご挨拶せねば』と正座し「いつも○○○○(←勤務先の会社の名前)ではAさんにお世話になっております、××(←夢の中での私の苗字を名乗ったが、思い出せない…)と申します。」とご挨拶。奥さんは、外面だけは良いのか何なのか私にお茶を出してくれた。ちゃんと来客用の、茶托に乗ってるやつ。(A君が日頃話してる様子とは幾分違うなぁ…
そこへジョギング帰りのOさんが、後輩2名と共に大荷物を担いで帰ってきた。「いやぁ、お前(とA君を指して)ん家物干し台がないって言ってたろ?ジョギング中にそれ思い出してさ、ホームセンタの前通ったからついでに買ってきたよ」と言っている。
ああじゃあとりあえず物干し台はベランダに設置すればいいのね、と物干し台を持ってベランダへ出て、説明書を見ながら組み立てて取り付ける。
Oさんは他にも色々と、A君宅用にホームセンタで買い込んだという荷物を広げている。物干し台があれば当然洗濯カゴも要るよね、小物を干すピンチハンガーも2~3種類。洗剤を置くラック。…これは?浴室用の椅子。座面の直径が60cmはある。
『ちょっと普通の家用には大きすぎない?これ。しかも3つも…ここ、何の変哲もない分譲マンションだよね?いくら家族3人(A君夫妻にはお子様が1人いらっしゃいます)でも、風呂椅子は3つ要らないでしょ…』と思いながらも、私は物干し台の設置を終え、買ってきたものの説明をするOさんと、まだまだ荷物を運び込んでくる後輩2名の様子とを見比べ続けていた。
それにしてもこの人、1度も来たことのない後輩の家に何がないのかよく知ってるなぁ…