詞(ことば)

君を探し続けてくたくたで 足は棒よりも棒のよう
彷徨ったあげくどこで刺さったのか 脇腹に棘
疲れ果てていて休みたいのに 眠気はちっとも訪れない
胸に打ち込まれた楔のせいで 上手く息が吸えない

ここに居て何になるのかと繰り返すばかりで どこへも行けやしない
かと言ってここにも居られない ここは俺の居場所じゃない
自分の鼓動が五月蝿くて 視点が定まらない
頭が痛む

たった今は耳鳴りがして 君の声だけがまるで聞こえない