空を飛んでしまった私の悲劇

雪がまだ積もってる
風が吹き舞い上がる
それを羨ましげに
見つめる子供らの目
子供は空を舞いたくて
風のたび飛び上がるけど
子供は空にゆけず
私の体が飛ぶ
何という不幸せ
私は仕事がある

道路の端に残る
土 雪とご一緒に
空をなど飛びたくも
見たくも寝たくもない
例えなんと言われようと
誰に何を言われようと
仕事と食事をして
生きていたかったのに
土に残る汚い
雪に塗れていたい