epicurean

奇妙な味付けの夢に起こされ
有り得ない気持ちに囚われる
現を抜かしたベッドの上に
薄く氷りついた朝が溶けてく

  赤い花びら
  うんざりする程 籠の中
  かなわぬ想い
  あなたの神殿に何を捧げたら
  いいの?

悩ましき者よ 頭の中を掻き回す


  あの娘は男を誘う目を持ってる
  あの娘は微笑む唇を持ってる
  あの娘は男を殴る腕伸ばして
  悪魔の手を取り夢から戻れない

綿ぼこりをかぶる宝石箱に
仕舞ったまんまの憧れのあの人
思い出すには黄昏れすぎて
美しすぎる忘れ物だらけ

  忌まわしき夢よ あたしの傍においで